味覚変動 vol.2

北米東部を襲った大雪嵐、NEMO。(可愛い名前がついてる)
トロントは「積もったなあ」ぐらいで終わりましたが
日曜からNYで予定してた仕事、
ボストン在住のメインの仕切り役がNYまで出て来れずキャンセル!

結構楽しみにしていたNY行きがキャンセルになり
残念だけど降って湧いた休日を楽しもう、、、とまずは昼寝。
で、昼寝から起きたら停電。わぉ。
夕方6時頃から明け方6時まで電気なし。
雪とは全く関係なく、変圧器のなんとか、の故障で
家の周辺2ブロックだけ、真っ暗。
今借りている家は、暖房も台所レンジも全て電気。
電気が無いって本当に不便なんですねえ。
しかし翌朝には戻るとの通達だったので
キャンドルやらブランケットやら集めて来て何やらキャンプ状態
電話もネットもなし。結構楽しかったりして。

でも良く降りましたねえ。30センチくらいは積もったのかな?
土曜日、雪かきで半日終わっちゃいました。
で、そろそろ本題に入ると、
妊婦になってから、始めて体験する食事情、いろいろあるんですが
そのなかから感動のハイライトを。

雪かきしまくった土曜の夜
「たくさん働いたご褒美」という名目で
アイスクリームを買いに行った。夜9時。
、、、これって別に珍しくない人もいるらしいけど
ふだん甘党でない私、アイスクリームって自分では買わない。
わざわざアイスを買いに出かけるのは中学校以来始めての行為。
夜道をブーツはいて完全防寒でアイスを買いにいくベジ殿と私。



日曜夜9時、きゃぴきゃぴとオーダーする若い女の子達がいたりする。
ふーん、そういうものか。
アイスの種類、トッピングだのカップだの、オプションがあり過ぎて焦る。
悩んだあげく、メープルシロップアイスに
チョコチップとクッキーを混ぜてもらう。
カナダだけにね。



でかいっっ。しかも$6もする。
と騒いだら「いつの時代から来たんだ」と言われてしまった。
妊婦の勢いで結構食べれたけれどやっぱり甘すぎて完食は断念。
二日にわけて食べました。
でも「夜アイスを買いにいく」はかなり楽しかった。



其の二。
朝ご飯、かなりしっかり食べます。
グラノーラヨーグルト、いちご、はちみつバターパン。
フルーツを毎朝しっかり食べたくなるのも始めて。



そして何よりヨーグルト。消費量がすごい。
750グラム容器、一週間持たない。(一人で)
いろいろ試したけど、リベルテの0%バニラが一番好き。
甘すぎず、0%で罪悪感も低く、食感がたまらん。



最後に、どーーーしても食べたくなったシリーズ
今回は親子丼。
思い立ったその場所から一番近いKenzoで食べた。。。失敗。
あまりにお腹がすいていたのでとりあえず完食後、
親子丼て紅ショウガ乗ってるっけ?
鶏肉、揚げてある、、、?
グリーンピースも、、、入ってたかな?
親子丼にごく近い、何かおもしろい創作料理だった。

khao San Road



カナダ、寒いですねえ。
氷点下10°がしばしば、、、それってひどいですねえ。
この冬のまた長いこと。
ヨギは寒いのが苦手です。防寒ジャケットを着るのも嫌い。
雪も苦手だし、雪除けに撒かれる塩は肉球が痛くてもっと嫌い。
春はまだかな、、、

さて、妊婦の食欲は休みを知らず。
とにかく一日中、すぐ腹が減ります。
1日5食は食べます。
毎食、量はそんなに食べれないのが救い。
できればデブ妊婦は避けたい。

というわけで、最近どーーーしても食べたくなったもの
パッタイ。
タイ料理、ここのは結構いけます。

Khao San Road



豆腐揚げ。レモングラスの香りが効いてます。
パン粉でカラッと揚げたのを、辛めのディップで。
食感がとても良いです。



「ストリートスタイル」なるパッタイ。
ライムたっぷりで美味しい。
ちなみに、ランチメーニュにあるPad Gra Prao も好き。
ひき肉とバジルを炒めた物に、
プラス$1で半熟目玉焼をのせて崩しながら頂く。
ナンプラーの香り豊かなボリューム満点の一品。

パッタイと言えば、表参道にある屋台風のタイ料理「Bamboo」
で高校生の時に食べたのが始めてで、
やたら感動してよく通ったのを覚えています
あれが本当のパッタイで、北米でよくある
ちょっと甘めのトロッとしたやつはニセもんだと思い込んでいた私。
しかし、あの味はどうもあの店独特なんだろうな
そのサッパリしたどちらかというと焼ビーフンに近いパッタイは
未だアメリカでもカナダでも本元のタイでもありつけません。

今でも表参道近辺に出向くとあれを食べに行きたくなる。

Tristan und Isolde

tristan

久しぶりに音楽の話題を。

ワーグナーの5時間オペラ、Canadian Opera Company による
トリスタンとイゾルデを観て来ました。
これだけ長いオペラ、自主的に進んで観には行かないとことろ、
たまたま縁があってドレスリハーサル観賞の機会があったので挑戦。

中世の宮廷詩人によって語り継がれた物語を基に
ワーグナー自身がシナリオと音楽を書いた大作。
誤って媚薬を飲んでしまった二人が禁断の恋に落ち
激しい情愛と三角関係の果て、愛の為に命を失うトリスタン
という超オペラちっくな悲恋の物語、、、
を5時間にわたってやるわけです。

乗り切れるかどうか、途中で寝出すんじゃないか
とかなり自信がなかったんですが
5時間後、鳥肌と感動に包まれて会場を後にしました。
素晴らしいプロダクションです。

ワーグナーと言えば、大掛かりでドラマティックな
壮大なるステージ演出が知られていますが
今回のスターオペラ演出家 Peter Seller 氏の繰り広げる舞台は
巨大スクリーンに映し出されるミニマルな映像、
全て黒に覆われたシンプルな平台、
黒を基調にしたその辺で買えそうな普通服の衣装。
のみ、それだけ!

現代的、ミニマル、極シンプルな舞台と
ワーグナーの壮大な音楽がしばらくはマッチせず
不思議なバランスに慣れるのに時間がかかりましたが
2幕後半辺りからはだんだん彼の世界観が自然と浸透して
緩やかな物語のスピードは5時間をかけてゆっくりと
しかし確実に増して行く緊張感と高揚感と共に
恍惚境に入るかの様なフィナーレへと導かれていきます。

あえてシンプルなステージングと、絶妙な全体のスピード配分が
観客一人一人の心の内側に語りかけていくようで
新しい種類の感動を味わえました。

ワーグナー音楽の良さが解らなかったらどうしよう、、、
などと心配しながらの観賞でしたが、感動出来て良かった。

各主要新聞のレビューも褒めちぎり、話題になってます。
あと5公演、おすすめです。
座布団5枚。



TristaIsolde